国公立2次前期試験も終了

みなさんこんにちは。特定非営利活動法人ALA副理事長の蔵下です。

2月25日から始まった国公立大2次前期試験が終了しましたが、新型コロナウイルスの影響により、どの試験会場の関係者も感染防止に気を遣われたようです。

さて、文部科学省の発表によると、2020年度の国公立大志願者数は、前年度より約3万人も少ない439,565人にとどまったことが分かりました。倍率は前年度を0.3ポイント下回る4.4倍となり、大学入試センター試験31回の歴史の中で、最も志願者数が少ない入試になりました。

 

国立大は77,996人の募集に対し、307,192人が志願し、倍率は3,9倍(前年4.2倍)に対し、独自日程を除く公立大は22,150人の募集に対し、132,373人が志願し、倍率は6.0倍(前年6.3倍)となりました。
倍率が高かった国立大は、旭川医科大8.2倍、東京芸術大7.9倍であり、公立大は山口東京理科大や諏訪東京理科大の両大学が13倍を超えるなど、かなり人気があったといえます。

一方で私立大においては、超安全志向による出願と定員厳格化の影響も伴い、難関大を中心に受験生の敬遠がみられました。2月末現在では、首都圏の早稲田大、慶応義塾大、上智大、東京理科大、明治大、立教大など、関西圏の同志社大、関西大なども前年よりも志願者数が減少に転じました。

実は、ネット出願の広がりもあって私立大全体としては、13年連続して志願者数を増加させてきました。しかし、ここにきて18歳人口の減少期に突入したことや、ネット出願が定着したこと、そして、何よりもここ数年の定員厳格化による合格者減が続いたことで、はじめから難関大にはチャレンジせずに、より安全でより確実な出願を受験生が選択したのではないかと思われます。

 

また、入試改革前の最後の年であるため、最初から推薦・AO入試に絞って確実に合格をとる層が増加したことによって、そもそも一般入試まで受験生が残っていなかったとも考えられます。

いずれにせよ、2020年度入試も残すところ後期日程や3月入試のみとなりました。進路が決まっていない受験生には、最後の最後まで自分自身の可能性を信じて、頑張ってもらいたいと思います。